回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年10月15日発売)
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本棚登録 : 5376
感想 : 399
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全部それぞれ異なった色を持つ面白いお話でした。少し奇怪なところもまた、味があってよかった。
けれども、なによりも印象に残ったのは、というより残ってしまったのは紛れもなく「野球場」でした。この話が最も「きもちわるい」話でした。どうしようもなく気持ち悪い。何か一線越えてしまっているような気持になりました。
そんな印象であっても、でもやっぱり「野球場」が、私にとってこの小説群の突出した一番です。
反対に鮮やかな印象だったのが「タクシーに乗った男」でしょうか。「はじめに」の文章も好感でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 講談社文庫
感想投稿日 : 2012年12月27日
読了日 : 2012年12月14日
本棚登録日 : 2012年12月18日

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