小森くんの回です。
この巻を読むのは辛かったけど、でも、羽山がだれかの心の傷と向き合う結末になるということはよかったです。
羽山も辛かったからという理由があったとしても、それでも誰かを傷つけたことは変わらないという現実と向き合うような話の進展が本当になんというか、この作品のよさだなあと思います。ヒーローをただのいい奴で終わらせないところ。
サナも完璧な女の子なんかじゃなくて、いろんな欠点を乗り越えながら笑っているという設定がすきです。
どんなに重たいテーマであっても最後に光を与えてくれる作品であるし、敵と味方ではない全ての人に対する救いを描く作品であると思います。
そういう意味で1巻から通して軸がぶれていないことを再確認できる1冊でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
RMC
- 感想投稿日 : 2011年8月17日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年8月15日
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