古事記完全講義

著者 :
  • 学研プラス (2013年9月17日発売)
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本棚登録 : 399
感想 : 29
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古事記に書かれてあることが事実かフィクションかということはさておき、読み物として充分面白いと思います。神様でも失敗があったり、周りに翻弄されたり、また人間臭さ漂うキャラクターの数々は、今に通ずるドラマを見ているかのようでした。それにはやはり著者の軽妙な語り口と分かりやすい例え話、そして節々に関連したエピソードやアドリブの数々があってこそ。でなければ、321柱登場すると言われている神様の長く読み難い名前に気が滅入ってしまうかもしれません。そんな筆者の話は結構脱線しますが、それはそれで単に笑い話で息抜きになったり、古事記とは別の部分で勉強になったりと無駄な部分はありません。ただ、元々が「現代語訳古事記」をテキストとした講義録を文字に起こしたものですので、原文の引用がなく理解ができないところもありました。そこはあらためて「現代語訳古事記」を読んでみたいと思います。また、古事記に初めて触れる方にとっても導入として素晴らしい書籍だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2017年4月27日
読了日 : 2017年4月27日
本棚登録日 : 2017年4月14日

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