日本軍によるシンガポールの華僑ホロコースト。今までにもさんざんドイツによるユダヤ人ホロコーストの物語を読んできたが、なかなか日本軍も酷い。日本軍というよりは戦争がそれだけ人間を狂気に立たせるのだろうと思う。繭の快傑ぶりは読んでいて気持ちがよく四銭との戦いは主人公的都合を加味しても面白い。何度も博物館と植物園の存続の危機的状況が降りかかる口頭のしつこさも、ここまでくるとくどさを感じなく自然に流せてしまう。
なんとなく読まず嫌いだった森村さんの作品をようやく手にする事にしたんだけど、これを読んでまた他の作品も読んでみたくなった
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヒューマンドラマ
- 感想投稿日 : 2018年12月8日
- 読了日 : 2018年12月7日
- 本棚登録日 : 2017年6月10日
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