チンギス紀 十四 萬里

著者 :
  • 集英社 (2022年7月26日発売)
3.56
  • (6)
  • (19)
  • (25)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 165
感想 : 23
4

テムジンからチンギスに変わってからは戦いがどうにも面白くなくなって、淡々と国が滅び統合され、気が付けばモンゴルが大きくなっていたという感じだったが、久しぶりに漢と漢の戦いを見たって感じだった。
ラシャーンの海上貿易が何のための話だったのかなと思っていたのがようやくモンゴルとつながり、そう来るのかと。シルクロードにつながりそして、海洋、そして、日本の昆布へと交易が広がるのが目に浮かぶ。ミクロからどんどんマクロへと移り変わり、いよいよ終盤に差し掛かってきたように思う。多くの豪傑も亡くなり、カサルも世を去った。そしてテムジンと戦い破れたジャムカがチンギスの前に再び現れた。これは自作に期待だ!
それにしても、この本はのど越しといってもおかしくないくらいに速読出来る。気が付いたら読み終わる、と俺は思います。
『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿』のゲームがやりたくなった。もちろん目的は現地美女?とのムフフ。
この小説内でもどれだけのお相手さんが出てきたことだろう...

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2022年9月14日
読了日 : 2022年9月14日
本棚登録日 : 2022年7月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする