この国の食のすがたは、よい日本語と似通うようなところがあると気づきはじめている。
(帯より)
辰巳芳子さんの文章は美しい。
背筋がすっと伸びて凛としている。
賢く、食の事、家の事に手間を惜しまない。
日頃自分が使っている日本語が、
必要最低限の家事しかしない自分が、
恥ずかしく思えてくるほどに。
エッセイ、というよりも、随筆と呼びたい。
日本の伝統的な食事。
海のものと山のものの扱い方。
西洋料理との付き合い方。
記録しておかなければ、もはや今の世の中では絶滅しそうな丁寧さと時間のかけ方である。
形あるものは滅びると言うけれど、
形ないものはもっと頼りない。
形ないものを文字に表す事で、それらは新たないのちを得る。
歴史や文化を記録し、
後世に語り継いでいく事の大切さを実感する。
辰巳さん式のココアの練り方、
この冬やってみよう。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
お料理修業中。
- 感想投稿日 : 2013年12月22日
- 本棚登録日 : 2013年8月21日
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コメント 16件
円軌道の外さんのコメント
2014/01/01
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2014/01/06
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2014/01/07
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2015/06/19
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2015/06/22
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2015/06/26
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2015/06/28
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2015/07/14
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2015/09/22
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2017/09/16
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2017/09/19