人も時間もシームレスに入り交じり、生臭い川にたゆたっていく。不足分を払わなければならない生業、しかもそれは常におにになったり、もののけになったりする危険が伴う、やめることができるかどうかもわからない生業。それは「生業」というより「生の業」だ。どこか町田康の小説を彷彿とさせる言葉使いも面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内文学
- 感想投稿日 : 2011年4月6日
- 読了日 : 2011年4月6日
- 本棚登録日 : 2011年3月28日
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