世の中にはどうでもいい瑣末事があり、それが昼下がりのルノアールで展開されるとしたら、その瑣末さはギネス級の瑣末さゆえ語るにたる。おばさんの着ている巨大なヒョウ柄がプリントされたシャツ、ロックと言えばマイケル・ジャクソンだと思い込んでるおじさんなどなど、さまざまな人が不思議な味わいでどうでもいい個性をまきちらすのを、生温かく包みこむルノアールという空間。ほんとどうでもよくて面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内文学
- 感想投稿日 : 2011年4月18日
- 読了日 : 2011年4月18日
- 本棚登録日 : 2011年4月18日
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