ほんとに完成度が高い一冊。著者のミステリ・SFの知識を集約して、一見関係ない物語のオムニバス形式を装いつつ、最後の最後でそれらの話がすべてひとつに集約されていくシナリオは見事。適度に笑いも織り交ぜつつ、最後はきっちりシリアスに締めて終わらせるのも気持ちがいい。個人的に絵柄も好みで、ちょっとシュールなギャグも好み。石黒正数のほかの作品と比べても、現時点では圧倒的に好きな作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2015年11月2日
- 読了日 : 2015年11月2日
- 本棚登録日 : 2015年11月2日
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