激論!「裁判員」問題 (朝日新書 142)

  • 朝日新聞出版 (2008年10月10日発売)
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感想 : 8
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裁判員制度の賛成派と反対派の激論がそのまま記録されています。
とてもわかりやすいうえに、読み物としても面白いです。
討論のなかで、いくつもの問題点が浮き彫りになってます。
どちらの言い分も納得できます。
僕は制度そのものは賛成ですが、実施するにはあまりに時期尚早ではないかと思います。
なんでこんなに実施を急ぐのか?
議論すべきことが多過ぎます。
国民のための制度のわりには、国民に対する配慮が足りなさすぎます。
あれこれエライ人達が細かいことを議論してるようですが、今これだけ雇用が不安定な時に、裁判員制度をなぜ今始めなければいけないんやろ。
今の日本国民は、他人の裁判に真剣に関われるほど、心に余裕はないと思いますが・・・。
実施時期をずらして、運用についてもっと議論を重ねるべきだと思います。
やっぱ否認事件は、刑の軽重関係なく、全てに裁判員制度を適用すべきでしょう。

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カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2009年2月8日
本棚登録日 : 2009年2月8日

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