満願

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本棚登録 : 5452
レビュー : 874
著者 :
adagietteさん 日本の小説   読み終わった 

2014年末ミステリーランキング 堂々の3冠作品。
バラエティに富んだ短編集は、ミステリーの楽しみが詰まっている。
“今どこで誰が何をしたか/するのか"がサクサクと提示され、その過程で物語のバックグラウンドや情景が描かれて、サクサクと落ちに向かって行く。
さんざん読まされた挙げ句、あれ?これってミステリーだったの?ということは起こらない。
面白いか、つまんないか、即席くじのようにわかっちゃう。
この作品集は、それぞれに設定も漂う空気も全然違うのが美味しい。

交番が舞台の、夜警
鄙びてはいるが品のある宿を舞台にした、死人宿
桜庭一樹のアレを思い出させる、柘榴
バングラで商社マンがガスを掘る、万灯
峠の茶屋と老婆の怖い話組み合わせ、関守
昭和中期の武蔵野の美しい婦人が登場する、満願

すごく意外!というのは無いけれども、なるほどな今年の一冊、でした。

レビュー投稿日
2015年2月19日
読了日
2015年2月19日
本棚登録日
2015年2月18日
5
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