容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年8月5日発売)
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湯川学"探偵ガリレオ"シリーズ

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ドラマをチラ見、映画版は見たけども
前半は覚えていて、後半忘れている状態で読み始める。

やはり湯川さん=福山雅治というイメージは引きづり、想像する時も演じてもらうのですが、文章だと良い感じにクセが抜けて好印象でした。

 隣人が殺人を犯してしまい、それを天才数学者であり湯川の同期である石神が知能を駆使して守ろうとする。
そして、奇しくも湯川と対決する形に…

犯人は分かっている時点で、倒叙ミステリーなんですが、肝心のトリックを隠しているので、ちょっと違和感

発表時に賛否両論あったと聞いていたのですが、どうやらこのあたりで議論が起きたようです。議論が巻き起こったと聞いた時、その造りの部分ではなく石神が下した決断に対しての賛否が分かれたのだと思っていました。
(私としても、計算し尽くしているのに何故本当の意味で助けることができると思ってしまったのかが疑問…愛してしまったが故と言うことでしょうか…)
あぁ感動した…というよりモヤモヤが残ってしまいました。
肝心のトリックについても…途中で映画版を思い出してしまい…うーむ
ちょっと良い読み方が出来なかったのがなんだかおすすめしていただいたのに申し訳ない。

東野圭吾さんの作品は、面白く読みやすさが水の如しなので、家事の合間での読書ではありますがほぼ一日で読み終えてしまいました…流石です。
「実にお…読みやすい…」

今度は、触れたことのない作品
「聖女の救済」「真夏の方程式」あたりを読もうかな。

余談:帯にガッツリ福山雅治さんと柴咲コウさんの写真があったので、てっきり内海さんが出てくると思って楽しみにしてましたが……空振り…

追記:石神の決断についても賛否両論だったようです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月29日
読了日 : 2020年11月29日
本棚登録日 : 2020年10月27日

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