吉原の花魁、小紫と恋仲になって脱藩した武士、油木新次郎。今は向島の芸者、お葉の箱屋、新吉だ。
今回新吉の謎が解ける。
そして小紫への思慕の決別。
今回の事件は、おさんのいう取手の女性。
娘を女衒に売ったのだが、夫が亡くなり、取手から上京。
死ぬ前に一眼娘に会いたいと。
ところが女衒は強盗に娘が殺されたという。
話に信憑性がなく、江戸でそのまま娘のおさわを探すことにしたおさん。
新吉と老船頭の茂助は事件を探る。
このシリーズも3巻目。
小説のテーマの中に、無闇に人を殺さないことを、いれたようだ。
町人も、武士も命を粗末にはしない。
話し合いで、互いに歩み寄りより良い未来へと、主人公は考えているらしい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月30日
- 読了日 : 2021年9月30日
- 本棚登録日 : 2021年9月21日
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