2020年9月に亡くなった推理小説、時代小説作家、浅黄斑さん作品。現在発行されているのは2巻。
当時の天変地異、日本ばかりか世界の火山爆発や大地震の史実とも併せ持って日本で起こった天災、そしてそれによる冷害などを淡々と記述し、米高騰、一揆、農民離反などを盛り込み、事実を重ねて田沼意次がいかに才能豊かな能吏であったかを語る。
そんな田沼から松平定信の時代にあった、蔦屋重三郎、そして二代目蔦重、そして直結の孫である此小説の主人公、銀次が登場!
実際に存在したきらびやかな文化人の実際に記録に残った行動を挟み込んで緻密な構成に。
江戸文化に興味がある私には此上なくドキドキさせられる作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月24日
- 読了日 : 2020年10月24日
- 本棚登録日 : 2020年10月21日
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