いかなる時代環境でも利益を出す仕組み (日経ビジネス人文庫)

  • 日経BP (2024年4月3日発売)
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継続は経営者の思想次第
未上場で親族系の典型的な経営戦略がここにある。だが現状多くの商習慣的、形式的経営にハマらない、時代・市場に見合うタイムリーな情報の共有、製品開発をスピード感を持った判断と決断は素晴らしく、強みだ。驚きなのは基本的な予算を組まず、年間1千種以上の新製品を出す仕組み(生産・物流・問屋機能を持つ)と社員管理(毎週・毎月の定期的な開発会議・ICジャーナル(日報)、会社・社員の評価・育成(実績・能力・360度評価)で切れ間なくフォローしている仕組みは素晴らしい。社風である「ピンチはチャンス」ではなく「ピンチがチャンス」、「ユーザーイン」と言われる「役にたつ・使い勝手がいい」を重視した企業。生き残る為に下請けでも自社ブランドを持つことの経営革新を提案している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マーケティング
感想投稿日 : 2024年8月6日
読了日 : 2024年8月6日
本棚登録日 : 2024年7月26日

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