The Secret Garden: Special Edition with Tasha Tudor Art and Bonus Materials

  • HarperCollins (2010年12月21日発売)
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本棚登録 : 60
感想 : 13
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【概要・粗筋】
誰からも愛されなかった少女メアリーは、両親の死によってイギリス・ショークシャーの小父に引き取られる。メアリーは小父の屋敷に10年前から封印された庭があることを知り、どうしてもその秘密の花園を見つけたくてたまらなくなる。最初の友であるコマドリの助けでメアリーは埋められた鍵と秘密の花園に通ずる扉を見つける。田舎の自然や素朴で暖かい人々との交流を通して成長するメアリーとコリンを描いた物語。


【感想】
この小説の魅力のひとつは主人公のメアリーの性格にある。ディコンを「まるで天使みたい」と憧れを持っているかと思うと、夜に泣き叫ぶコリンに対しては「私もみんなも大嫌い!死ぬまで叫んでなさい!!」と容赦なく叱りつける。生き生きとしたメアリーの言動を読んでいるだけで楽しい。ただ、後半はコリン中心に話が進むため、メアリーの活躍(?)はほとんどなくなってしまうのが残念。

書かれている英語は児童文学だけあってわかりやすい英語で書かれている。ただ、省略形を多用し、代名詞が標準的な英語と異なるヨークシャー訛りがややわかりにくかった。

児童文学といえでも侮れないな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2011年6月26日
読了日 : 2006年11月28日
本棚登録日 : 2011年6月19日

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