白人のような青い眼がほしいと日々祈る薄幸な少女ピコーラの悲劇を主軸に、ふたりの姉妹の目を通して、黒人社会における人種差別のあり方を描く小説。
この作品を読み終え、再度冒頭の一文、「秘密にしていたけれど、1941年の秋、マリゴールドはぜんぜんさかなかった」を読むともの悲しくなる。けれども、絶望を感じさせないところが救いかな。
メッセージ色は強く重たい話だけれど、面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2011年6月19日
- 読了日 : 2006年8月14日
- 本棚登録日 : 2011年6月19日
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