盤上のポラリス (1) (マガジンKC)

  • 講談社 (2015年5月15日発売)
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感想 : 4
5

王道を行くボーイミーツガール。
こんなにワクワクして、続きが気になる作品は久しぶりです。王道がいかに面白いかがヒシヒシと伝わってくる。


主人公の少年が持つ、冒険したい、勇者になりたいという夢を、ヒロインがチェス盤の上に見せたことから始まる物語。
小学5年生の絵に描いたような純粋さと才能で、チェスの世界にのめり込んでいく主人公。
チェスのルールもよくわかってませんが、十分に楽しめます。

なんでこんなにおもしろいか。多分、主人公がチェスにのめり込んでいく気持ちに、読者が強く共感できるからでしょう。盤上でも冒険はできる。冒険をしたい、ワクワクしたいという気持ちは読者も持っている。舞台がどうあれ、そういった気持ちを揺り動かす作品は、面白いものです。

主人公、ヒロイン、ライバル。3人がどうなっていくのかが気になって、次を読むのが楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月16日
読了日 : 2015年5月16日
本棚登録日 : 2015年5月16日

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