六の宮の姫君 (創元推理文庫)

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本棚登録 : 2141
レビュー : 240
著者 :
佐野次 狸さん  未設定  読み終わった 

北村薫の円紫さんと私シリーズの四作目に当たるこの作品。

ミステリーとしては、異色の書誌学ミステリー。
その内容は出版社でバイトをしている主人公が生きた芥川龍之介にあった異なる大作家から芥川が自身の作品「六の宮の姫君」について放った「あれは玉突きだね。・・・いや、というよりはキャッチボールだ」という一言の理由を探る。

北村薫自身の早稲田大学在学時の卒業論文をもとにして作られたこの作品。小説というよりはほとんど論文ですが、芥川と彼の周りの人々の関わりを掘り下げながら進むこの作品を読んでいれば当時の文豪たちに思いを馳せずにはいられません。文豪たちが自身の意見をぶつけ合い、高め合ったこんな時代があったのです。



主人公が余りにも優秀な文学少女なので辟易する人もいますが、文学部に在籍している学生などは一度は読むべき作品だと思います。

レビュー投稿日
2011年12月22日
読了日
2011年12月16日
本棚登録日
2011年12月16日
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再読情報 [1回]

  • 2013年9月25日

    再読しました。

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