側に置いときたい。
コケが雨水を吸うように筆者の根底に溢れる信条が優しく自分の中に入ってきた。文章の森へ一歩踏み込むごとに心が浄化される。月並みだけど本当にそんな感覚。
研究者で想像力も豊か。
トウヒの苗を動物たちのクリスマスツリーに見立てるところとか、エッセイであることを忘れて絵本を読んでいるようだった。
森本氏の写真も自然の瑞々しさやイメージがよく伝わってきた。もっと大きく載せて欲しかったけど、実物大を見て自動的に納得するよりも想像力を掻き立てるためにあえての大きさにしているのかな。
「自分=自然の一部」と思えるような体験をしたい!と胸を張って言いたいけど、いっちょ前にインプットしても生来の出不精気質な自分がアウトプットするにはまぁまぁハードルが高い…
想像以上に自然慣れしていなかったと愕然&自覚した体験から始まった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月21日
- 読了日 : 2021年10月21日
- 本棚登録日 : 2021年10月21日
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