晴天の迷いクジラ (新潮文庫)

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本棚登録 : 1217
レビュー : 123
著者 :
ahuksunさん  未設定  読み終わった 

3人の過去の話が辛い。とにかく辛い。

とくに野乃花の過去は、ただ人を好きになったそのことが、突然意味を変えるところにぞくっとしました。

どの話も親の存在が大きく絡んできます。
放任する親、縛り付ける親…。
親の存在の大きさがどの話からも感じられました。

親になる方の都合は子供には関係ない。
でも、心配だから、そういう親の気持ちも少しわかりました。
だけど、子供は子供で意思があり、親の愛情や、安心を求めているんだなと考えさせられました。

辛い過去の話が終わると、3人がクジラを見に行く。
そこで出会う人たちにも心に秘めたことがあって…。
正子とおばあちゃんの話に思わず涙が滲みました。


登場人物の心の機微が生々しく鮮烈に描かれます。
とても読み応えがありました。

レビュー投稿日
2019年6月20日
読了日
2019年6月20日
本棚登録日
2019年6月12日
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