大和魂の精神史

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  • ウェッジ (2015年3月23日発売)
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大和魂=大和心の精神史を『源氏物語』を軸にたどった論考。十一世紀初頭紫式部という女性が書いた虚構の物語が、藤原定家以来「源氏文化」として洗練され、北村季吟において集大成される。そこにおいて『源氏物語』は「平和と調和」の文化統合システムであり、和漢梵を宥和させるものであった。ところがその「源氏文化」に、知の大悪人(?)本居宣長が異を唱え「もののあはれ」という主題をもって一気にひっくり返してしまう。その経緯が、帯にあるとおり「ミズテリーを詠むような爽快さ!」で明らかにされていく。いや、本当にミステリーを読むように、スリリングで面白かった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国文学
感想投稿日 : 2023年2月20日
読了日 : 2023年2月20日
本棚登録日 : 2023年2月20日

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