漫才過剰考察

  • 辰巳出版 (2024年11月8日発売)
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感想 : 58
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今日買って今日読み終わった。今年令和ロマンが2連覇を目指しているからこそM-1前に読みたいなと思ってすぐ読み始めたんだけど、ぶっちゃけ考察のレベルが高すぎて100%は理解し切れず、途中読み切るのがしんどくなった。そんなわたしはお笑いマニアとはまだ言えない、、

去年のM-1で令和ロマンが早くして優勝した時、芸人生活で苦労を重ねた上での悲願のM-1優勝・涙…というストーリーをどこかで願ってしまっていた自分は、なんだかなあと正直最初思ってた。令和ロマンはどれだけM-1に本気で向き合っていたのか?と。

結論、くるまは誰よりM-1を愛し、愛しすぎたが故に考えすぎた為攻略できてしまったのだろう。当人はものすごく器用で、自分が思うよりもずっと早く天下をとってしまったのだと思った。こんなにも自分を客観視して、ただただM-1が盛り上がる為に振る舞えるくるまはやっぱりお笑いの悪魔に取り憑かれているのでは?と思う。

1番面白かったのは粗品との対談。2人がお笑いをどう捉え、漫才とどう向き合い、テレビやYouTubeをどう使っていくのか、対談を通してお互い理解し合う過程を覗けてなるほどなあと思った。漫才をやっていきたいって思っていて嬉しいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年12月14日
読了日 : 2024年12月14日
本棚登録日 : 2024年12月14日

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