ミクシィ(mixi)で何ができるのか? (青春新書INTELLIGENCE 164)

著者 :
  • 青春出版社 (2007年1月1日発売)
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本棚登録 : 67
感想 : 13
4

本音はミクシィに書いてある」「600万人の巨大ネットコミュニティが次のビジネスチャンスを生み出す」と帯にありますから、全体としてはミクシィを肯定する本です。

興味を惹いたところを紹介します。
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ミクシィは一見オタクの世界のように見えるかもしれませんが、内実は違います。ミクシィで活躍するには、社会的な立場も人生の経歴も全く異なる人々がお互いに理解し、感情を共有できなければなりません。そのためには、背景にお互いの「類似体験」や豊かな社会経験が必要なわけです。
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私のマイミクさんはそれぞれの分野で様々な経験や実践をお持ちの方ばかりです。
ミクシィをやっていない人達からは「オタク」のように言われがちですが、私はミクシィでの交流のおかげで以前よりもよく読書するようになりましたし、幅が広がってきていると感じています。

「ミクシィ疲れ」についてその症状として次のように書かれています。
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・マイミクの日記はすべて読み、定期的にコメントを残す義務がある
・自分の日記に対するコメントに対しては、必ずコメントを返す義務がある
・マイミクのマイミクとは良い関係を保つ義務がある
・自分で自分に問いかけるタイプの日記にもコメントをつける義務がある
・プラスのストローク(接触)を送り続ける義務がある
・マイナスの気持ちは心の中で消し去り、いつも良い人を演じなければならない
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この辺りは私も注意しています。
時間的余裕があるときにはどんどん日記を書き、コメントもつけますが、忙しいときには失礼しています。
「ねばならない」は良くないですね。
コメントの時期が遅れても、連絡は相手に行くわけですから焦らないようにしています。

「にわか友達」が増えるとミクシィ疲れに陥りやすいという指摘もありました。

もともと友達だった場合や趣味や関心、話題が共有されている相手なら交流を保つのは難しくないのですが、大勢の「にわか友達」と交流を保とうとすると心理的負担が増すのは当たり前ですね。

マイミクを増やすことに熱心な方からの突然のマイミク申請に困惑したこともありますが、少数のマイミクさんと深くお付き合いすることが大切だと思います。

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感想投稿日 : 2008年9月7日
本棚登録日 : 2008年9月7日

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