誰にも知られてはいけない、あってはならない存在。
それは、ただただ耽美な閉じられた世界で。
他者に畏怖と憧憬を同時に感じさせる、危険で孤独な生き物であった。
時の流れから取り残された彼らは、痛みを抱えてもなお生きていくしかない。
「リデル森の中」の彼らを思う成長したリデルや「一週間」の女の子たちと遊ぶ無邪気なアランが切ない。
人間と絶対的な壁があるバンパネラは、ずっと一緒にはいられない。
その一時が儚く胸に残る。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2012年7月7日
- 読了日 : 2012年3月30日
- 本棚登録日 : 2012年7月7日
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