マキューアンらしい繊細かつ緻密な描写が素晴らしい。上巻の中盤までは少し退屈な感じもあるけれど、中盤からは一気に引き込まれていく。
最後の最後にこの小説のメタフィクショナルな構造が明かされて、贖罪の不可能性について語られていく部分は、見事としか言いようがない。
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カテゴリ:
小説(外国)
- 感想投稿日 : 2012年3月25日
- 本棚登録日 : 2012年3月25日
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