赤木かん子【公式】のおすすめ本リスト

「公共」
令和4年度発行 東京書籍
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/hs/shakai/16600/

これは今年変わった高校の教科書です。
社会、がなくなって、公共、という科目になったんですね。
で、普通教科書というのは読まないものですが、この東京書籍の「公共」は凄い!
まず、扱ってる材料の半分くらい、知らないことに驚愕!
そうしてなにをするにもいちいち、定義、と目的、が書いてあるのです!!
凄いとしか言いようがない。
普通の本と同じように、丁寧に1ページずつ読んでくとものすごく豊かに世界が広がる。
この教科書で勉強できる人たちは一味違う人になると思います。
で、最後のとこに、探究の仕方が載ってるんだけど、これがまた……。
探究とは!
から始まって、集めた情報を並べるだけのものは探究とは言わない、集めた情報をもとに、自分の考えを作り、根拠を持って述べなくてはならない、と書いてあるんですよ!
おまけにいくつか、モデルのレポートまで載ってる!

日本にこういう仕事ができる頭のいい人がいたんだねぇ!

小学校や中学校の司書や先生は、高校の教科書は普通見ないと思う。
でも、考えてみたら、自分たちが説明しなければならないもろもろのゴールがそこにあるわけじゃないですか!?
だから、これは“今、読まなくてはならない一冊”だと思います。
みんな、手に入れて読んでね。
手に入らなければ福山の萬盛堂さんに頼めば送ってくれるよ。
送料はかかるけど。

2023/03/24 更新

※こちらは先月もご紹介しましたが、再度ご紹介します。

以前のコメントはこちらーーーーーーーーーーーー

これが塩谷先生ご推薦の、新しい高校の教科書です。
現代社会、が公共、という名前になったんだって
で、ここでは、社会の仕組みと自分との関わりがメインになるそうな。
読み物として読んでもめちゃ面白いので、

2023/02/16 更新

これ、凄いわ!
聴覚障害の男の子が硬式野球やりたいために、普通高校に入学してくる話……。
開拓者だぜぃ!
聴覚障害に慣れていない周りの人間を一人ひとり辛抱強く説明し、味方にしていく。
学校は絶対買い!ね!

2023/03/23 更新

「ヴェルサイユの庭」とおなじ、覗きからくり絵本です。
題材はロンドン博覧会のクリスタルパレス(水晶宮、と訳されてました)。
鉄とガラスで作られた壮大な建物で、なかには本物の木を残して作ってあるのがわかります。
建てるのに4ヶ月しかなかったので、他のところで作って組み立てたのだとか。
この中庭に、ホーキンスが、恐竜の模型を作って飾ったのでも有名です。
長いこと、ロンドンの名物になってたのですが20世紀に火災で消滅しました。

2023/03/22 更新

LGBTQ+の本棚から
第262回 ジャンプ特有の性差別!?“最強の女”が噛ませ犬になる『ワンピ』『呪術』『ヒロアカ』

戦闘シーン、そのものが消滅するんじゃないかな。
宇宙に行って資源確保しなくちゃいけない時代にそんなこと、してられなくない?

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

ジャンプ特有の性差別!?“最強の女”が噛ませ犬になる『ワンピ』『呪術』『ヒロアカ』
まいじつエンタ 2023年1月29日
https://myjitsu.jp/summary/archives/406884

2023年03月20日

でんしゃでマスター!ことば&すうじ ミニブック
(鉄おも!183号 2023年4月号の付録)

いやぁ、日本は企業が動かす国だ!
これは鉄道雑誌「鉄道とおもちゃ」の今月のおまけなんですが……。
めちゃめちゃ良くできてます。
いままでみたなかで最高!
これが作れる編集者がいるんだなぁ、日本にも。
これがなんで児童出版社から出ないのか……。
おまけじゃどうしようもないだろが。
売ってくれぃ!

2023/03/20 更新

うん?
おむすび舎?
おむすび舎ってなに?
と思って調べたら、新潟県の小さな出版社でした。
食育に特化した絵本を作っているようです。
このも一つ上のレベルの本も作ってください
見てその通りにやったらご飯が炊けるやつ。

2023/03/17 更新

災害のときに、柔らかくて美味しいパンが食べたい、という声にこたえて、長期保存できるパンの缶詰を発明してくれた社長の話です。
物事を発想し、実行し、リアクションを見て、リ・リアクションを起こす、という彼の考え方は小学生にはいいモデルになるでしょう。
文章も上手くて読みやすいです。
学校、買い!

2023/03/16 更新

アメリカの日本人捕虜収容所の新しい本であると同時に、これは新しい視点の本でもあります。
カメラは真実を撮す、と信じている人もいますが、カメラマンたちは、必ずしも真実を写すわけではない、ということを知っているでしょう。
ここには3人のカメラマンが登場します。
日本人捕虜収容所に反対していたドロシア・ラング……。
収容されていた、宮武東洋……。
そうして、解放された日本人たちが酷い目に合うのを心配した所長に頼まれたアンセル・アダムス……。
アダムスは収容所に反対はしていませんでした。そうして合衆国に忠誠を誓い、解放された日本人たちだけを撮りました。
彼は彼なりに、日本人は平和で穏やかで我慢強く、アメリカに敵対しない市民だ、ということを印象づけ、彼らを助けたいと思ったのです。
でも、そういうわけで、この余所者に、みんなは苦しみや悲しみは見せませんでした。

さあ、そのどれが真実なのか!?

という新しい問いをこの本は投げてくれました。
それだけ時がたち、風化したのだ、ともいえるし、ようやく真実を語れるときがきたのだ、ともいえるでしょう。もうそろそろ80年、たつのです。
著者のなかには日系4世の人たちもいます。
そうして、当時、軍部の検閲によって非公開だった写真が、いまはアーカイブで公開されているのも凄いことです。
それは、これは公開できない、と思った写真も、廃棄されることなく保存されてきた、ということを意味しているからです。そういう写真が、いまはスマホで即座に日本にいながらにして見ることができる!
のです。

そうしてこの本自体も、差別と戦い、市民権を守り、民主主義を守ろうと思う人たちがアメリカ大陸にいるという証です。

学校は買い!
でしょう。

2023/03/15 更新

とてもありがたい本が出ました。
マンガの伝記はだめ、といわれているところでも買える、あるところは文字びっしり、でもあるところはビジュアルとおことばだけ、みたいな“活字でも読める伝記”です。
おおむね見開き一枚で作られているので読みやすいしわかりやすい。
今までに
アインシュタイン
ココ・シャネル
さくらももこ
渋沢栄一
マザー・テレサ
が出ています。
ぜひ
津田梅子
牧野富太郎
北里柴三郎
も作って欲しい

2023/03/14 更新

LGBTQ+の本棚から
第261回 娘の中学が「キュロットの制服」を採用、買いに行ったら「店員」の言い放った「ひとこと」が酷かった。「は?」「残念すぎる発言」ゾッとした

娘の中学が「キュロットの制服」を採用、買いに行ったら「店員」の言い放った「ひとこと」が酷かった。「は?」「残念すぎる発言」ゾッとした
gooいまトピライフ 2023/1/27 19:27
https://ima.goo.ne.jp/life/83982/娘の中学が「キュロットの制服」を採用、買いに行ったら「店員」の言い放った「ひとこと」が酷かった%E3%80%82「は?」「残念すぎる発言」ゾッとした

2023年03月13日

2巻、4月に出るようです。

2023/03/13 更新

10年前の本だけど、まだ使えると思う。
タレントのゆきねぇがニューヨークにいたときの英語習得の方法と、大人たちが子どもたちにどう振る舞っていたか、のお話。
読む書く、より、聞く話す、を最初に持ってくる、とか、子どもに接してる人には役に立つ話がかなりあるよ。

2023/03/10 更新

凄いぜ、小学館!
エニックス・スクエアの「薬屋のひとりごと」11巻の新刊発売日にぶつけてきたぜっ!!
というわけで、ええ、買いましたとも、2冊とも!!!

2023/03/09 更新

2023/03/07 更新

LGBTQ+の本棚から
第260回 “心は男性”きみちゃんの妊娠【報道特集2022年6月放送】

"“心は男性”きみちゃんの妊娠【報道特集2022年6月放送】" を YouTube で見る
https://www.youtube.com/watch?v=fNSRMPKdE1U

2023年03月06日

出ました!
買ってるとこは続き買って!

2023/03/06 更新

類書がない!
学校は入れよう!

2023/03/03 更新
※こちらは以前もご紹介しましたが、再びのご紹介です。
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2022/09/09  更新

ジル・ペイトン・ウォルシュは、児童文学界では著名な作家なのだが、ミステリーまで書いていたとは知らなんだ。
これは1993年の作品で、もう30年も前の作品です。
もっと早く翻訳してくれよ、おい、と思ったが、まあ、訳してもらえてありがたいので、文句はいいません。
安定の筆致、なので楽しく読んでます。
学校図書館には関係ないけどね。

2023/03/02 更新

仏教の解説マンガです。
すっごくわかりやすい。
学校は買っといてもいいと思うよ。

2023/02/28 更新

LGBTQ+の本棚から
第259回 「女性として生まれた。でも振袖は着たくない」Xジェンダーが自分らしいスーツを作り、成人式を開くまで

「女性として生まれた。でも振袖は着たくない」Xジェンダーが自分らしいスーツを作り、成人式を開くまで
ハフポスト NEWS 2023年01月15日 10時0分 JST 更新 2023年01月18日 JST
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_63b6b1d2e4b0d6724fc1b6ec

2023年02月27日

2023/02/27 更新

最近、お米とか、農業に関する本があまりでないので、なにか欲しいなぁ、と思ってたところへ、ありがたい本が出ました。
いままではバラバラに、田んぼで役に立つ生き物の本がでていたのですが、これは一冊でほぼほぼカバーしてくれ、知らなかったぁ、という知識がたくさん書いてあります。
SDGs、とは書いてありませんが、農業・生態系のSDGsを調べるときには欠かせない一冊だと思います。
学校は、買い!!

これとセットで
お米の歴史
も作ってくれないかなぁ。

農業を始めた頃、遠い昔、からはじまって、今の状況まで……。
この100年、日本は必死になって米の改良をしてきました。
もともと南方系の稲が、北海道で収穫できるようになったんですから凄いものです。
いまの子どもたちには、学者志望がかなりいます。
「バッタを倒しにアフリカへ」
みたいな本がかなり出ましたが、米、ないんです。
どうやって改良していくのか、どういう歴史があるのか……。
学者はこういう仕事をしてるんだよ、系の本が欲しいんです。
「キリン解剖記」も、めっちゃ、読まれてます。
出すなら今だと思います。

2023/02/24 更新

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