LGBTQ+の本棚から
第339回 FtMトランスジェンダーのぼくのことを話そう
以前、このサイトで連載してもらっていた、ユウキくんの作品が本になります。
発売日は4月7日(搬入)
ユウキくんはFTMのトランスジェンダーで、トランスの子がなにをどう感じたのか、を書いてくれたのですが、その小学生時代は私が漠然と思っていたより、ずっと壮絶で、衝撃でした。
小さな子が学校のなかでこんなに苦しまなきゃならないなんて!?
そうしてそれは、半分以上、まわりの人間が引き起こす問題なのです。
ということは知識があれば改善することができるはずだ、ということです。
読んでくれた司書はみな、思い当たる子がいる!!
といいました。
わざわざ人の来ない遠いところにある、図書館の近くのトイレまで来る子が……。
でもそのときは、なんでだろう?と軽く思っただけでそれ以上深くは考えなかったと……。
あれはそういうことだったのか!!
申し訳ないことをした、と……。
なので、司書と教師には、この一冊をぜひ読んで欲しいと思うのです。
知識は子どもを救うことができる、守ることができる……。
そう、振る舞う大人がいれば……。
そうして、この本が学校図書館にさりげなく並んでいることで、これからさき何人もの子が知識を得、救われることになると思うのです。
不特定多数の子どもたちが集まる場所に、ぜひ、置いてください。
2025年03月03日
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
【連載】LGBTQ+の本棚
- 感想投稿日 : 2025年2月22日
- 本棚登録日 : 2025年3月3日
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