
LGBTQの本棚から 第109回
自分がゲイだということを自覚し、悩む高二男子が主人公のシリーズ第二弾は……。
同じ団地に住む幼なじみの女子にカミングアウトし、居場所としてゲイのマスターがいる喫茶店を確保するまでが一巻ですが、二巻目は、その彼を好きになり、告白し、振られた幼なじみの親友の女の子が出てきます。
あんたたち二人、つきあってるの?!
なにか隠してるでしょ!
となじられても、自分の秘密ではないものを話すわけにもいかず、ようやく、あぁ、彼はこんなふうに苦しいんだな、と納得していく彼女はそのまま読者の姿です。
これを読むと、親に打ち明ける、というのがいかにハードルが高いか、ということがよくわかります。
特にものわかりのいい親のつもりでものわかりのよくない親が親の場合は……(^^)。
小中高、学校は全部買い!
でしょう。
2019年11月11日
- レビュー投稿日
- 2019年11月1日
- 本棚登録日
- 2019年11月11日