薬屋のひとりごと(1) (ビッグガンガンコミックス)

制作 : 七緒一綺  しのとうこ 
  • スクウェア・エニックス (2017年9月25日発売)
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本棚登録 : 4266
感想 : 118

昔の中国っぽいどこかの大国が舞台の、薬草使いの女子、が主人公のミステリーです。
薬草摘みにでたところを誘拐されて後宮に売られたあと、鉛入りの白粉で妃と東宮たちが瀕死になったのを救ったことから、妃の侍女に抜擢され、後宮でおきる事件を裏でこっそり解決していく……のですが、この話、主人公がアホだから話が回っていく、というのがない。
ヒロインもまわりもみんな賢い。従って話が緻密で、手応えがあるんです。
いま9巻まで、でたところ。
「ミステリと言う勿れ」
と同じにいま面白いミステリーはマンガにある。
昔、マンガは絵を見せちゃうから、ミステリーは表現できない、というような議論があったような気がしますが(で、昔は萩尾望都がやすやすとそれを打ち破ったわけですが)漫画家さんたちは努力してそれを乗り越えたわけですね。
コナンなんて、もう30年近くやってるし。

2020/11/10 更新

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 【連載】今日の一冊
感想投稿日 : 2020年11月8日
本棚登録日 : 2020年11月10日

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