夜明けまえから暗くなるまで

  • ビーエル出版 (2006年2月1日発売)
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本棚登録 : 37
感想 : 5

今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊
その22

“ブライディさん”の続きだとはどこにも書いてありませんが、おおむね、続編だと思ってもいいでしょう。
ブライディさんの孫たちの世代のお話です。
この一家は仲がよく、しょっちゅう集まって農作業をし、食べたり飲んだりしますが、そういうときの孫たちの話題は、こんなとこ早く出ていきたい、なのです。
そのなかで一人の女の子だけが、ここも捨てたもんじゃないわ、とお腹のなかで思うのです。
マイナス40度のなかでのメープルシロップ集めはつらい……。でも、雪の上でお母さんが固めてくれるメープルキャンディは美味しいわ、と彼女は思うのです。
そうして、いざ大きくなってみたら、たった四人だけが出ていった……一人は遠く、アフリカまで……。
でもほとんどの人は残って、いまだにしょっちゅう集まって飲んだり食べたり笑ったりして暮らしてるんですよ。
自分が座る椅子がある、ということはとても心が休まることで、ここにあるのはストレスのない暮らしです。
でもそのためには、夜明け前から暗くなるまで働かなくちゃならないんですけどね、と彼女はいうのです。

これは実話でしょう。
写真つきですから。
(^∀^)

読み聞かせするには少々長いので、お客さんによっては自分でショートカットして読む必要があるかもしれません。

でも“ブライディさん”に真剣に聞き入ってくれた人たちには、ぜひとも届けたい一冊です。

2022/06/27 更新

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 【連載】今日の一冊
感想投稿日 : 2022年6月23日
本棚登録日 : 2022年6月27日

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