群像劇的な作品。一つの街を舞台にして「適度に無関心で適度に友好的な隣人同士」だった人々の間に密かな悪意が連鎖して、ついには街が崩壊していく。「自身の望み(欲望)のためならばどこまで他人を踏み躙れるか」が主題の一つのように思えた。
「家族間の無関心でここまで酷薄になれるのか」と感じる場面があり、同作家の『ペット・セマタリー』と好対照だと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2025年1月24日
- 読了日 : 2023年4月3日
- 本棚登録日 : 2023年4月3日
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