先生はえらい (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2005年1月1日発売)
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本棚登録 : 1953
感想 : 245
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タイトルから、読む気がしなかったけど、面白かった。
テーマに対して、少々回り道をして説明をしているけど、それもこの本のテーマの狙い?先生とはそういう存在なのかもしれない。いい先生、悪い先生、それってどういうこと?と先生について考える本。

大学生の頃、先生の授業を分からない・つまらない・だるい・・・と、文句しか言わない学生を見て違和感を感じていたことを思い出した。

それって受け取り手の問題もあるというか、学ぶ人の意志によるのではないかと、どんなことにも学べることは見つけられるのではないか?と、コトバにはできないけど、もやもやしていた。

商品を買って、得られる価値がはっきりしているものと学ぶことは違うということです。

 授業に対して、つまらない・面白いと判断してしまう、常に、何かを与えられる立場でいては、学べるものも学べなくて、スタンスを変えないといけない。
(教育に対する全ての批判とか、モンスターペアレンツの学校への要求は、商品、サービスとして学校、教育を捉えてるのではないかと思う・・。)
伝える側の工夫・努力は必要だけど、それで受け取れないものがあったとしても、それは受け取る側如何。
キャリア教育の中で、地域社会の大人の授業の企画をするときに、同じことを思うんだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2012年2月22日
読了日 : 2012年2月22日
本棚登録日 : 2012年2月20日

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