もしもし下北沢 (幻冬舎文庫)

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本棚登録 : 1373
レビュー : 137
akasakeさん 文庫   読み終わった 

以前、よしもとばななの本を読んだのはいつだったか?
題名のゆるさに軽めのエッセイ?くらいの意識で手に取ったら、とんでもなかった。
そう、以前の「キッチン」も「つぐみ」(って何年前よ?)もそうだった、とにかく救われる本だったのを思い出した。
父親(夫)に死なれた母娘の再生物語なのだが・・・
この人の文章に出てくる「言葉」がとにかく私を救ってくれる。
夫に死なれて、地面に必死で足をつけようとする母、と、父に死なれて、生きてく道の迷子になった娘。それぞれの思いが、口にするセリフが、私の心の底、自分でも気付かないほど奥底に澱のように溜まっていた気持ちを言葉にして解放してくれる、そんな感じ。
この紡がれた「言葉」のパワーたるやものすごいものがある。
とにかく、今回もまた最上級に救われました。
いろんな意味で「生きてることは生々しくて残酷」だけど「ちゃんとしなくちゃいけないって思わなくていい」んだと。

レビュー投稿日
2012年11月9日
読了日
-
本棚登録日
2012年11月9日
2
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