ブラックベリー・ワイン (角川文庫)

  • 角川書店 (2004年9月25日発売)
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本棚登録 : 95
感想 : 9
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イギリス人の作家ジェイはデビュー作にして出世作の「ジャックアップル・ジョー」 を書いたきり、消耗されるSF小説を別名で書いて糊口をしのぐ生活。ガールフレンドのケリーは出会ったときはジェイの魅力的と映ったことも、自身がTV界で成功しつつある今は単にいつまでも過去にしがみつき状況を打開しようとしない頑固者、と思うようになりジェイを<改善>しようとパーティだなんだとあちこち連れまわそうとします。うんざりしたジェイはパンフレットだけでフランスのランスクネ・スー・タンヌの土地と家を衝動買いしてケリーのところから飛び出していきます。その土地でもの思いにふけり、庭仕事をしながら過去の思い出を追体験して自分自身を見つめなおす、というようなお話。ミステリの要素もあり、御伽噺の雰囲気もあり、二度目に読んでもとても面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: オトギバナシ
感想投稿日 : 2009年1月20日
読了日 : 2009年1月20日
本棚登録日 : 2009年1月20日

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