ピルグリム〔1〕 名前のない男たち (ハヤカワ文庫 NV ヘ)

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本棚登録 : 387
レビュー : 49
制作 : 山中 朝晶 
akatenkobanさん ミステリ/スパイ・陰謀   読み終わった 

CIAでもFBIでもない政府機関に所属し若くしてその世界のトップに居た私「ピルグリム」が、一度は引退して普通に暮らそうとたものの、911のテロやその後の世の中の混乱によって、否応なく諜報の世界に戻ることになり、非常に緻密で慎重で手強い相手「サラセン」を追うお話。もともとは映画の脚本家をしていたという著者の初めての小説だそうです。元脚本家というだけあり、複雑な情勢、人間関係、ピルグリムやサラセンを形作った過去の出来事に彼らの心の動きを、短い文章を連ねることによって見事に書き出していて、とても読みやすかったです。現在のことから過去に飛んだり、(全体が回顧録なので)途中で予言めいたことが出て来たりもするのですが、技巧でごちゃごちゃになることもなく3冊もある長編小説なのにサーッと読んでしまいました。大変面白かったです。

レビュー投稿日
2016年1月28日
読了日
2016年1月23日
本棚登録日
2016年1月28日
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