黒と茶の幻想 (Mephisto club)

3.72
  • (212)
  • (202)
  • (407)
  • (16)
  • (2)
本棚登録 : 1395
レビュー : 233
著者 :
akehideさん ミステリ   読み終わった 

この物語がミステリのカテゴリなのかどうかは分らない。そして、読む人全てが深く感銘できる作品だとも思わないし、してくれなくても構わない。だけど、神秘的な雰囲気と謎が複雑な人間関係と絡んで進行するこの不思議でとても素敵な作品は、自分にとってメモリアルな作品になっていることは間違いがない。
男女四人の同級生が屋久島に旅行に行く過程でそれぞれの立場からそれぞれの思いを語る進行は女性の読者向けであるようにも思うが、男が男性の視点で読んでも十分に読み応えがある。
自分や自分の恋人が四人の登場人物の誰に一番近いか、ついつい考えてしまうが、様々な場面で見られる各々の発言や言動にはそれぞれに共感出来る部分が多い。おそらく四人の登場人物のどこかにでも自分の過去を投影出来た人は物語に引き込まれて行くのだと思う。

自分としては最高の評価をする作品であるが、誰彼なく読むのを薦めることは一切したくない。そんな特別な作品である。

レビュー投稿日
2012年3月8日
読了日
2011年5月15日
本棚登録日
2012年3月8日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『黒と茶の幻想 (Mephisto clu...』のレビューをもっとみる

『黒と茶の幻想 (Mephisto club)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする