世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 141
レビュー : 10
著者 :
もりわけさん SF   読み終わった 

世界の終わりの壁際に

ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作品。
読み始めて、どういう世界なのか、何があったのか、いや、何が起こるのかとストーリを追っていくうちに、気がついたら市外のごみごみした廃墟を駆けていた。とても疾走感があり、先へ先へとページをめくりたくなる。
主人公片桐とヒロイン雪子の出会いは全くの偶然でありながら必然にも思える。そして妙に人間くさい人工知能もとい電脳のコーボとも。
常に生死の境をすり抜けていく緊迫感の中で、片桐の最初の相棒である融通の利かない人工知能クリエや余計な気まで回してみせる電脳コーボとの会話は楽しい。
登場人物はどの人間もしっかりと輪郭を持っていて読み応えがあった。実は私は愚かで卑小な正義感を振り回す藤堂が気になって仕方ない。と思うのも自分の中に藤堂のような部分があるからだろう。
世界は終わるかもしれないが、片桐と雪子の未来はまだずっと続いていくに違いない(電脳コーボもね)

レビュー投稿日
2016年11月24日
読了日
2016年11月24日
本棚登録日
2016年11月24日
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