オマケの王子様 (ダリア文庫)

著者 :
  • フロンティアワークス (2005年11月12日発売)
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感想 : 7
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黙っていれば美人だけれど、性格は俺様な母と姉にこき使われ、家事全般をこなす弟と書いて下僕と読むらしい、運動神経だけ抜群な大学生の理央。

平凡な理央でしたが、父はヨーロッパの小さな国の国王だったんです!
その父がある日突然なくなったことで、理央は皇太子になるんですが、王位継承権は姉の真理にあり、理央は『オマケ』の皇太子なんです。
直系なのに王位を継げない男子が何度か内戦を起こしているらしく、王の長子でない直系男子は嫌われているので『オマケ』の王子様なんですね。
王子様なんですが、やっぱり庶民のレベルから逃れることが出来なくて、笑わせてくれるんですよね、理央。ルシエルにいろいろとツッコミを入れたんだけども、心の中で叫ぶのが精一杯というのか。そのへんのやりとりも楽しかったです。母とおばあちゃんが、結構役者で食わせ者でいい味出していたような気がします。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2005年12月5日
本棚登録日 : 2005年12月5日

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