銀河鉄道の夜 (280円文庫)

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本棚登録 : 670
レビュー : 61
著者 :
aki333さん 宮沢賢治   読み終わった 

満天の星空から、ジョバンニのもとへとやってきた銀河鉄道。

友人たちにからかわれるジョバンニのことを気にかけながらも、皆の前では動けずにいるカムパネルラ。
銀河鉄道の中で、二人は不変の友情を確かめあいます。

雁のお菓子や香しい苹果、そして贖罪のために身体を燃やす紅い蠍座……
賢治がひとたび言葉にするだけで、いつまでも忘れられないモチーフに変じるのは流石です。

通り過ぎる窓の外の美しい星々から一変、結末は銀河に口を開ける石炭袋のように、ジョバンニを包みこみます。

煌びやかな中にもどこか一貫して不穏な空気な漂うのは、やはり夜の物語だからでしょう。

長野まゆみせんせいの素晴らしい解説もついています。
手許に一冊おいておくのにぴったりではないでしょうか。

レビュー投稿日
2012年5月17日
読了日
2012年5月17日
本棚登録日
2012年5月17日
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