ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年6月24日発売)
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本当に読んで良かった。
イギリスと日本の学校教育はこんなにも違うのかと驚く。
移民が多く人種も様々、貧富の差も大きいイギリス。
日本とは背景が違うとは言え、考えさせられる事ばかり。
中学生の息子さんを中心に描かれているストーリーだが、この息子さんが本当に賢くて素直。
「エンパシーとは何か?」という問題に「自分で誰かの靴を履いてみること」と答える。
こういう問題を学校で学んでいるんですね。
母ちゃんの言葉で「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと思う」
と言うのが、なるほど、と大きくうなずける。
他にも考えさせられる言葉が沢山あり、読み返したり、調べたりしながら読了。
是非多くの人に読んで欲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2021年9月5日
読了日 : 2021年9月5日
本棚登録日 : 2021年6月16日

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