歌舞伎のかわいい衣裳図鑑

  • 小学館 (2008年4月22日発売)
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感想 : 29
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前から家にあったのをふと手にとって一気読み(読むっていうより見る本だけど)。意外と楽しめた。
舞台を見てきて「あの着方何なんだろう」と思っていたことが多少解決されたり。
歌舞伎本を読んでてさらっと出てくるけどよくわからなかった衣裳用語の謎がビジュアルで多少解明されたり。
「多少」とわざわざ書いてるのは、そこまで熱心に「解説」している本ではないので、写真が小さくて肝心なところがよくわからなかったりもする、もどかしさもあるため。でもまあ「女子的」に、ふわふわと楽しむことはじゅうぶんできました。
履き物の種類とか足袋の色とかは今まであんまり見てなかったので、なるほどそういうところも今度は見てみよう、と、今後の観劇の楽しみも増えました。
煙草入れとか印籠が、舞台でも本でも、見ていて楽しい。自分が実際に身につけることは、色んな意味で一生ないだろうと思うけど、要はポーチやスマホケースみたいな実用品だけどファッションの一部でもある、というもので、服より雑貨買うほうが楽しみな私としては、そっちのほうがわくわくするのかなあ。

衣裳の話ではないけど、コラムのようなページで、「歌舞伎カルタ」という昔?の商品が紹介されていた。読み札が台詞で、絵札がそのセリフを言っているシーンの舞台写真というマニアックなカルタ。すごい。

「立役(男役)が見得をきったり立ったり座ったりするときにちらっと見える、ふんどしと生足が堪らない」というところは大きくうなずきました。でもあんまりじいさんな役者さんは、見せんでええわ、と思ってしまう。でも仁左衛門はそうじゃないところがすごい。
あ、本の話じゃなくなってきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: お楽しみ
感想投稿日 : 2014年8月17日
読了日 : 2014年8月17日
本棚登録日 : 2014年8月17日

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