タイトルの通り、エラリイ・クイーン(『Yの悲劇』『エジプト十字架の秘密』『災厄の町』)、アガサ・クリスティ(『アクロイド殺し』『パディントン発四時五十分』)、コナン・ドイル(『恐怖の谷』)の名作ミステリーのガイドでもあり、英文読解も学べてしまうという本。ネタバレ箇所には目立つ注意喚起がされているので、未読作品があっても安心して読める。
著者が越前さんなので、クイーン多め。そしてNFT電子書籍付版を購入すると、電子書籍限定コンテンツである越前敏弥×飯城勇三の対談「エラリイ・クイーン 翻訳の極意」が読める。クイーン/越前さん/飯城さんファンなら絶対買いです!(とはいえファンなら、どこかで読んだことあるような話ばかりかもしれないが…)
英語の本を原書で味わう…そんな楽しみを持つことに憧れはある。好きなクイーン作品だけでも挑戦してみようかと思ったこともある。でもやっぱりそこに時間や労力を割くよりは、日本語でいいからよりたくさんの本を読むほうが良いかなというのが本音だ。本書で、ちょびっとだけそんな憧れを実現できたことは嬉しいが、「まあとうてい無理だな」と思い知る時間でもあった(笑)。ミュージカルナンバーの英語歌詞を覚えるのはどうにかできるのに。音楽の力ってことだろうか。
クリスティとドイルについても、英文読解だけでなくコラムも充実しており、とても読みたくなる(私は三作品のどれも未読またはさっぱり忘れている)。翻訳されたものを読んでから、今回は飛ばしたネタバレ箇所を読みにまた戻ってこよう。
読書状況:読み終わった
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お楽しみ
- 感想投稿日 : 2023年6月27日
- 読了日 : 2023年6月27日
- 本棚登録日 : 2023年6月24日
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コメント 6件
なおなおさんのコメント
2023/06/27
akikobbさんのコメント
2023/06/27
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2023/06/27
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2023/06/28
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2023/06/28
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2023/06/28