2018006
舞台は津軽地方。身分社会が色濃く残る明治時代に生まれた6歳の少女のれん。見えず、聴こえず、話せずの三重苦を背負う彼女を一人前の女性にしようと奮闘する案先生。彼女もまた、目が見えなくなる過程にある。そんなふたりの女性を軸にした日本版ヘレン・ケラーのストーリー。
ひとは皆平等なんて嘘。目の見えない人、耳の聞こえない人、話せない人。様々な身体的特徴を受け入れる事から平等と言う意識は生まれるべきだと。
言葉といっても色々な形があります。日本語、英語もあれば、手話、点字もあります。言葉は自分の意見や意思を表す手段にすぎない。そんな当たり前が実はものすごい奇跡なんだと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
原田マハ
- 感想投稿日 : 2018年1月20日
- 読了日 : 2018年1月20日
- 本棚登録日 : 2018年1月20日
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