未来いそっぷ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1982年8月27日発売)
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[自宅]

塾の理科の先生(なぜ??)に読み聞かされて、面白いから買ってくれ、と即座にネット購入させられた本。私自身は、星新一は"教材"として読んだことがある程度で、個人的に自分で出会った記憶も、面白さは感じるもののハマるほどの面白さは感じたことがない。が、息子がここまで"内容"の面白さを体感して本を欲しがったことはつゆなかったので、ケチな私も、ついでに目に付いた"悪魔のいる天国"と一緒に、二冊即購入してあげた。

するとどうやら、"イソップ物語"のもじり?話が息子の感性をヒットしたらしい。ふーん、一応同冊子内の他の作品も読んではいるけど同時購入のもう一冊には一向に手を出さないところを見ると、"星新一"にハマったのではなく、恐らく幼少期に大分気に入っていた、慣れ親しんだイソップという題材、そしてその新境地?に魅されたというところか??

当初、一瞬「図書館の本じゃいけないの?(そんなに急ぐの、待てないの?)」と振っては見たもの珍しく購入を強要してきたのは正解だったみたい。その時の気持ちとしては、「自分で所有したい」という気持ちだったらしいけど、入手した翌日には、目次の気に入った作品名と、該当ページの縁にマーカーで色を付けている始末。

ブームはこの一冊で終わってしまうのかもしれないけれど、たったそれだけの行為でも「買ってよかったな」と親バカ気分を味わえた。こういう経験ならもっとしたいな、また何かに興味を持ってくれないかしら?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子どもの読書履歴(読み聞かせ)
感想投稿日 : 2019年6月18日
読了日 : 2019年6月18日
本棚登録日 : 2019年6月12日

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