賢者のおくりもの (いもとようこ世界の名作絵本)

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本棚登録 : 62
レビュー : 8
akiuwaさん 子どもの読書履歴(読み聞かせ)   読み終わった 

[墨田区図書館]

公文で出てきた、名作「スーホの白い馬」を読ませようと思って検索したところ、いもとさんによる「世界の名作絵本」シリーズが出てきたので、その関連で借りてきた一冊。

正直、いもとさんの画による昔話の再生本には、昔話によくある途中のどろどろした表現や雰囲気が払しょくされて、ともすると終わり方まで変わってしまっているものが多いのであまり好きではないのだが、全てがそうというわけではないし、とにもかくにも知識と本との触れあいを広げる1ツールとしては子どもにより親しみやすい"絵本"となるので、このシリーズを使ってみることにした。

こちらはO.ヘンリー、賢者のおくりもの、ときて、粗筋はすぐ思い出せたものの、売ってしまったものの片方、懐中時計は読むまで思い出せなかった。そして心温まるけれど、やや悲しいすれ違いとして理解していたけれど、大人になった今読んでみると悲しいやるせない感情がほぼ占めることに気付いた。

もちろん、それぞれが相手の一番いい(=価値あるところ)を理解していて、同じタイミングで、そしてお互いがっかりしてもそれを責め合ったり嘆きあったりするわけでもなく、、、、穏かな温かさに満ちてはいるんだけれど、これは私の「もったいなさ」的な勘定論からくる感想なんだろうな。改めてこの本を描いたO.ヘンリー自身の筆情を知って見たいものだと思った。ただ理由もなく悲しい結末を思いついてしまうのか、半分実話や伝聞的な要素から筆を起こすのか、何か教訓的な意図で書いていたのか、、、グリム童話やアンデルセンにもやや通じる疑問だな。こどもは思いやりとやるせなさ、どちらを強く心に残すんだろう?単に粗筋だけ?

レビュー投稿日
2016年10月14日
読了日
2016年10月14日
本棚登録日
2016年10月14日
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