サッカーのように自分に来たボール(人生で言えば知識や財産などなど)を上手くパス(次の人に贈与)していくことの大切さについての対談(文字起こし)です。
年功序列システムについてもちょっと触れられていて、確かに、植木等らのサラリーマン無責任シリーズが映画化されたのは1960年台なかばで、それまでは、自営業中心で、年功序列システムが上手くいかないと言われたのが200x年だとしたらわずか40年しかないわけで、「年功序列システムの崩壊」というのはおかしいよなと思いました。むしろ年功序列システムは泡のようなもので、その前提となる
・ 年よりは敬うべきものである儒教の宗教観
・ 資本を投入し機械を買って使いこなせば儲かる
・ 使いこなしもQC7つ道具でOK
あたりが満たされた良き時代だったのだなあと。
そして、自分は良いパスを行えているのかと反省の一冊でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文
- 感想投稿日 : 2014年10月13日
- 読了日 : 2014年10月13日
- 本棚登録日 : 2014年10月13日
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