中学生である主人公の自意識、お父さんの危うさ、伯母さんのおせっかい、そんなもの全く意に介してなさそうなヨウコ。それらが絶妙なバランスで丁寧に描かれていて、ぐっと引き込まれます。
「母ヨウコは犬である」という突飛な設定にも拘らず、知らず知らずのうちに感情移入してしまいました。
児童文学に分類してしまうのは勿体無い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月15日
- 読了日 : 2013年12月15日
- 本棚登録日 : 2013年12月15日
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