12歳息子が珍しく読みたいと言ったので買ってみた。
中受の国語の問題でよく登場するらしい。
中学1年生の12人のショートストーリーが描かれている。
(下巻もあわせると24人かな。)
なんてことない中学校生活。
表面的には劇的なイベントがあるわけでもなく、どこにでもある風景なんだけど、本人にとってはドラマの連続。
自分の中学生時代と重ねて読んでみると、確かに毎日ジェットコースターのような感情の波もあったし、今となるとどうでも良いことに悩んだり戸惑ったりもしてたなぁ、と。
そんな中学生の日常をみずみずしく紡いだ作品。
情景描写や細かい心情描写がとてもリアルだなと感じた。
もう今やほぼ思い出せなくなっている中学時代の感覚を少しだけ思い出せたような。
来年には中学生になる息子の気持ちに寄り添えるようになると良いな。
もう少し手元に置いておいて、息子の言動にイライラしたり、理解できないことがあればまた手に取ってみたいと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月14日
- 読了日 : 2022年7月10日
- 本棚登録日 : 2022年7月10日
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