このシリーズは初期のほうが面白かった。それにしても、この作者の作品は、いつも登場人物の一人がある提案をすると、皆でそれに対して反論やリスクなどしつこいくらいに討論する場面が多い。フィクションなんだからそこまで慎重じゃなくてもと思う。別の作品とのキャラもかぶる。今回同じようなタイムスリップ物のせいか,「霊の棺」を読んでいるような気分になった。
あと、気になるのが「ゲラゲラと笑った」「クスクスと笑った」「爆笑した」「小躍りした」などの表現が多くて、なんだか雑な感じが否めない。文章表現が下手なのかな。本作品も自分の好きな方向に持っていった感じで、後半は緊迫感もなく、広げた風呂敷を大急ぎで丸めたみたいな物足りなさが残る。もう読まないかも
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- 感想投稿日 : 2014年6月30日
- 本棚登録日 : 2014年6月30日
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